サポート事例Support Cases

Webサイトには、表示されている画面からは見えない技術的なトラブルが潜んでいる場合があります。

最近、Webサイトには様々なコンテンツを簡単に掲載できるようになりました。
YouTubeの動画やInstagramやXといったSNSの投稿、ページをスクロールするたびに画像が動くアニメーションなど、趣向を凝らしたWebサイトが増えています。
これらのコンテンツは、誰でも簡単にWebサイトに追加できる反面、様々なリスクが潜んでいることはあまり知られていません。

技術的な知識が無いままに見た目に良い機能を多用してしまうことで、表示スピードが著しく遅くなったり、相互に干渉しあって不規則な動作を繰り返したり、SEOに重要な問題を抱えて検索順位が下がってしまうといったトラブルに見舞われてしまいます。

ファーストビューが表示されるまでに10秒以上

とある広告代理店が、WordPressを使ってWebサイトのリニューアルを社内のスタッフのみで行いましたが、公開後にトップページの表示に10秒以上かかることが判明。クライアントの要請で表示速度の改善を試みましたが、すぐ改善することはできませんでした。社内のスタッフだけでは対応が難しいとの判断で、シーズマネージサイトにご相談いただきました。

パフォーマンステストで原因を特定し解決

Webサイトの表示パフォーマンスを計測して問題を調査したところ、Googleフォントを多用していることでGoogle Chromeを除くブラウザでの表示が著しく低下していることが解かりました。

Webフォントについて正しく理解し適切に利用することで、表示パフォーマンスをいちじるしく改善。画像のサイズ調整、再圧縮を行い正しいマークアップに修正することで、表示を2秒以内に短縮することに成功しました。

また、改善の際に見つかったWordPressのセキュリティ設定の問題や、プラグインを多用することで伴うリスクについて正しく理解して運用方法の改善を行い、クライアントの了承を得ることができました。