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2025.02.27
Web担当者になったら知っておきたい運用の基本 ビギナーガイド

Googleビジネスプロフィールとは?登録・運用のメリットを解説

お店や会社の名前を検索したとき、正しい情報がすぐに出てこなかったり、別のお店が表示されてしまったりしたことはありませんか?
そんなときに役立つのが『Googleビジネスプロフィール』です。
Googleビジネスプロフィールがあれば検索結果やGoogleマップにお店の情報を表示できるだけでなく、営業時間や連絡先、写真、口コミなどをまとめて掲載できます。
無料で利用でき、基本情報の管理や口コミ対応、最新情報の発信も簡単に行えます。ビジネスの信頼性を高めながら、新規顧客の獲得につなげることができるため、まだ登録していないなら、この機会にぜひ導入を検討してみてください。
本記事では、Googleビジネスプロフィールの基本機能や登録方法、効果的な活用法について解説します。

Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、Google検索やGoogleマップに企業や店舗の情報を表示・管理できる無料のツールです。Googleが提供する公式サービスのため、信頼性が高く、安心して利用できます。

社名や関連ワードで検索すると検索結果に、営業時間・住所・電話番号・口コミ・写真などが表示され、ユーザーはWebサイトを開かなくても必要な情報をすぐに確認できます。また、Googleマップと連携しているため、店舗の場所が視覚的にわかりやすく、経路案内を使ってスムーズに来店できます。
さらに、口コミの管理や最新情報の発信、問い合わせ・予約機能、アクセス解析など、集客やマーケティングに役立つさまざまな機能も備えています。

Googleビジネスプロフィールを活用するメリット

検索結果での視認性向上

Googleビジネスプロフィールに登録すると、検索結果やGoogleマップの左右にプロフィールが表示されるため、スクロールやクリックすることなく一目で情報がわかるようになります。
特にモバイル端末で検索する際は、画面上部に大きく表示されるため、ユーザーの目にとまりやすくなります。
また、口コミや写真も表示されるため、興味を引きやすく、クリックや問い合わせのきっかけを作りやすくなります。

費用対効果が高い

Googleビジネスプロフィールは完全無料で利用できるため、コストをかけずにオンライン上での認知度を高めることができます。
検索結果やGoogleマップにビジネス情報が表示されるため、ユーザーはWebサイトにアクセスしなくても基本情報を確認できます。これにより、検索からの流入が増え、効率よく見込み客を集めることが可能です。
さらに、自然検索での露出が増えることで、広告を出さなくても多くのユーザーに情報を届けられます。Google広告と併用すれば、ターゲット層へのリーチを強化し、より効果的な集客につなげることもできます。

情報更新で信頼感と興味を高める

実際の利用者の声や、店舗の雰囲気がわかる写真を掲載することで、初めてのユーザーにも親しみや安心感を与えることができます。
さらに、新商品や期間限定のキャンペーン、イベント情報などを最新の情報を発信することで、ユーザーの興味をひき、来店や利用のきっかけを作ることができます。

問い合わせ・予約の促進

Googleビジネスプロフィール欄から直接電話をかけたり、予約ページへアクセスしたりできるため、ユーザーがスムーズにアクションを起こせます。特にスマートフォンでは、ワンタップで電話をかけられるため、問い合わせのハードルが下がります。
また、予約サイトへのリンクを設定することで、Webサイトを経由せず直接予約ページへ誘導できます。
さらに、Q&A機能を活用し事前にユーザーの疑問を解消することで、問い合わせの負担を減らしつつ、来店や予約のハードルを下げることができます。

データ分析が可能

「検索ワード」「閲覧数」「問い合わせ数」などのデータを確認することができます。ユーザーの検索傾向を分析することで効果的なマーケティング戦略を立てることができます。

SEO対策に有効

Googleビジネスプロフィールを定期的に更新すると、検索エンジンが関連性の高い情報と判断し、検索結果での表示機会が増える可能性があります。特に、「地域名+業種」などのローカル検索では、Googleマップと連携しているため、上位に表示されやすくなります。
また、Googleは新しい情報を優先的に評価する傾向があるため、写真や投稿を定期的に追加することで、検索結果の可視性を高めることができます。

Googleビジネスプロフィールの登録方法

まずはGoogleマップ(https://www.google.co.jp/maps/?hl=ja)から社名または住所を入力し、登録したい会社や店舗が表示されるか確認してください。

登録されているとこのように会社情報が表示されます。すでに登録されている場合はここを飛ばして、次の『オーナー登録』に進んでください。

Googleビジネスプロフィール(https://www.google.com/intl/ja_jp/business/)にログイン後、「今すぐ管理」をクリックすると、登録がはじまります。
※ビジネス用のGoogleアカウントがない場合は「ログイン」をクリックし、「アカウントを作成」から作成できます。

社名や店舗名などを入力、業種を選択して「次へ」をクリック。

店舗やオフィスの有無を選択して「次へ」をクリック。

会社や店舗の住所を入力し「次へ」をクリック。ここで入力した住所はGoogle Mapにも反映されます。

デリバリーや出張サービスの有無を選択して「次へ」をクリック。

ユーザーからの問い合わせが可能であれば、会社や店舗の電話番号、WebサイトのURLを入力して「次へ」、なければ「スキップ」をクリック。
これで登録が完了しました。Google Mapで最初に登録したビジネス名を検索すると、今登録した情報が表示されます。
※反映までに時間がかかる場合があります。

オーナー登録

続いて、登録した情報を管理するためにオーナー登録を行います。
すでに他のユーザーが情報を登録している場合や、Googleが検索やWebサイトの情報をもとに自動で登録されている場合も情報を正しく管理するためにオーナー登録が必要になります。

申請

会社情報の概要内にある「このビジネスのオーナーですか?」をクリックし、オーナー確認に進みます。
オーナー確認は複数の方法で行われ、業種や公開情報、地域などによって確認方法は変わります。
審査が完了すると、確認コードが受け取れるようになります。
※審査には最長で5営業日ほどかかる場合があります。

登録

確認コードが届いたら、登録に進みます。

Googleビジネスプロフィールにログインし、「オーナー確認を行う」をクリック。
指示に従い、確認コードを入力したらオーナー登録完了です。

ここから先は不要であれば「スキップ」できます。

通常の営業時間を選択し「次へ」をクリック。

会社や店舗の紹介文を入力し「次へ」をクリック。

店舗の外観や商品、ロゴなどの画像を選択し「次へ」をクリック。

Google Adsと連携できますが、先にGoogleビジネスプロフィールの登録を終えてしまった方がよいので、ここでは「スキップ」します。

Google Workspaceと連携できますが、これも今は「スキップ」します。


「続行」をクリックで手続きが完了しました。

編集・詳細追加

オーナー登録が完了すると、会社・店舗情報を自由に管理できるようになります。

Googleビジネスプロフィール(https://www.google.com/intl/ja_jp/business/)にログイン後、「今すぐ管理」をクリックすると、編集画面が表示されます。

プロフィール

ビジネス名、業種、住所、連絡先、営業時間、WebサイトのURLなどの基本情報を登録・編集できます。

「プロフィール」をクリックすると、以下の情報を編集できます。

ビジネス名
社名や店舗名など
ビジネス カテゴリ
業種
説明
会社の特徴やサービスについての説明
開業日
開業日
電話番号
問い合わせ用の電話番号
ウェブサイト
WebサイトのURL
ソーシャル プロフィール
Instagram、Facebook、X(旧Twitter)などのSNSアカウント
ビジネス所在地
実店舗やオフィスの所在地
サービス提供地域
出張型サービスやデリバリーなど、特定の地域で営業している場合に設定
営業時間
通常の営業時間
特別営業時間
祝日やイベント時など、通常とは異なる営業時間
他の営業時間を追加
ランチタイムやテイクアウトなど特定の時間帯のみ営業する場合などの営業時間
ビジネス所有者提供情報
オーナーが女性であることをアピールしたい場合は「はい」にチェック
サービス オプション
オンライン予約や言語サポートなど提供しているサービスの種類
バリアフリー
店舗のバリアフリー対応状況
プラン
事前予約の要否
客層
LBGTやトランスジェンダー対応
設備
男女別トイレの有無
駐車場
駐車場の有無

クチコミを読む

ユーザーが投稿したクチコミを確認し、必要に応じて返信できます。

「クチコミを読む」をクリックすると、投稿のあった口コミが表示され、口コミに返信することができます。

写真

店舗の外観や内装、商品、ロゴなどの写真や動画を編集できます。

「写真」をクリック。

アップロード

「写真を追加」をクリック。

アップロードしたい画像を選択すると自動的にアップロードされます。

カバーやロゴを変更

画像の左下にある「カバーを変更」「ロゴを変更」をクリックすると、画像を差し替えることができます。

削除

削除したい画像の右上にある「ゴミ箱マーク」をクリックすると画像を削除できます。

パフォーマンス

ビジネスプロフィールの表示回数や、ルート検索、電話、Webサイトクリックなどユーザーの行動データを確認できます。

「パフォーマンス」をクリックすると、以下の情報を確認できます。

概要
ビジネスプロフィールで実施されたインタラクション、ビジネスプロフィールを閲覧したユーザー数、ビジネスプロフィールの表示につながった検索数
通話
ビジネスプロフィールからの通話数
予約
ビジネスプロフィールからの予約数
ルート
ビジネスプロフィールからのルート検索数
ウェブサイトのクリック
ビジネスプロフィールからWebサイトへのクリック数
メッセージ
ユーザーとのメッセージのやりとりの回数
商品閲覧
プロフィール上の商品の閲覧回数
メニュー閲覧
メニューのURLや画像のクリック回数

広告掲載

Google広告(https://ads.google.com/)と連携できます。

「広告掲載」をクリックすると、Google広告が開き、登録や連携済の内容を確認できます。

商品を編集

商品情報を編集できます。

「商品を編集」をクリック。

商品情報を入力し、「公開」をクリック。

サービスの編集

提供しているサービス情報を編集できます。

「サービスの編集」をクリックし、内容を確認します。内容に相違がある場合は「編集」、問題なければ「OK」をクリック。

予約

オンライン予約ページへのリンクを追加できます。

「予約」をクリック。

「リンクを追加」をクリック。

自社のWebサイトや予約ツールなど予約可能なページのURLを入力し、「保存」をクリック。

Q&A

ユーザーが投稿した質問を確認・回答できるほか、オーナー自身が質問を追加することもできます。

「Q&A」をクリック。

質問する

「質問する」をクリックすると、自分で質問を投稿できます。

回答する

回答したい質問を選んで「回答」をクリックすると、質問に回答することができます。

最新情報を追加

最新のニュースやお知らせ、特典、イベント情報を追加できます。

「最新情報を追加」をクリック。

最新情報を追加

「最新情報を追加」をクリック。

お知らせしたい内容を入力し、「投稿」をクリック。

特典を追加

「特典を追加」をクリック。

特典の写真や配布期間を入力し、「投稿」をクリック。

イベントを追加

「イベントを追加」をクリック。

イベント情報を入力し、「投稿」をクリック。

レビューを依頼

アプリを使ってクチコミ投稿を依頼できるほか、口コミページのURLを取得して自由に共有できます。

「レビューを依頼」をクリック。

「メール」「WhatsApp」「Facebook」を選択すると、それぞれのアプリが起動し、レビュー依頼を送ることができます。
その他の手段を使いたい場合は「クチコミのリンク」をコピー&ペーストして使用します。

活用方法

Googleビジネスプロフィールは、登録するだけでなく、定期的に情報を更新し、データを分析しながら運用することで、より高い集客効果を発揮します。

基本情報を正しく管理する

営業時間や住所、連絡先などは、常に最新の状態にしておくことが重要です。情報が正しく登録されていないと、ユーザーが誤った情報を見てしまい、来店や問い合わせの機会を逃す可能性があります。
・営業時間、住所、電話番号、WebサイトURLを定期的に確認・更新する
・祝日や臨時休業などの特別営業時間を事前に設定する
・変更の際は投稿機能を使ってお知らせし、ユーザーに正しく伝える
正しい情報を維持することで、ユーザーが迷わず行動でき、問い合わせや来店につながりやすくなります。

口コミを活用する

口コミは、ユーザーが企業や店舗を選ぶ際の重要な判断材料です。良い口コミが多いほど信頼感が高まり、新規顧客の獲得にもつながります。
・口コミを投稿しやすいように、店内POPやQRコードを設置する
・来店後に「口コミを投稿してもらえたら嬉しい」と声をかける
・投稿された口コミにはできるだけ返信し、感謝の気持ちを伝える
・ネガティブな口コミにも誠実に対応し、改善点があれば反映する
口コミを増やし、適切に対応することで、店舗の姿勢が伝わり、さらなる信頼感の向上につながります。

投稿機能で最新情報を発信する

新商品や期間限定のキャンペーン、イベント情報などを定期的に更新することで、ユーザーの関心を引き、来店や問い合わせのきっかけを作ることができます。
・新商品や期間限定キャンペーン、イベント情報を投稿する
・セールやクーポンなど、お得な情報を発信する
・季節のおすすめ商品やサービスを紹介する
・写真などを添えて、視覚的に伝わりやすくする
投稿を活用することで、リアルタイムで情報を発信でき、ユーザーの関心を引きやすくなります。継続的に更新することで、ビジネスの活発さが伝わり、信頼性の向上にもつながります。

写真・動画を活用して興味を引く

写真や動画は店舗の雰囲気やサービス内容を伝えるのに効果的です。文字だけでは伝わりにくい情報も、実際の画像を見せることで、ユーザーに安心感を与えることができます。
・店舗の外観や内装、商品の写真を定期的に追加する
・料理や施術、サービスの流れがわかる写真や動画を投稿する
・季節ごとの装飾やイベントの様子を撮影し、雰囲気を伝える
視覚的な情報を充実させることで、初めてのユーザーでもお店のイメージがしやすくなり、来店や問い合わせのハードルを下げることができます。

Q&Aの活用

Q&A機能を使うと、ユーザーからの質問を受け付けたり、よくある問い合わせに事前に回答したりできます。
・ユーザーからの質問に迅速かつ丁寧に回答する
・問い合わせの多い質問を事前に投稿し、回答を掲載する
・必要に応じて公式サイトの詳細ページを案内する
Q&Aを定期的にチェックし、正確で分かりやすい回答を心がけることで、ユーザーの不安を解消し、来店や問い合わせのハードルを下げることができます。

データを分析し、改善につなげる

パフォーマンス機能を活用すると、検索された回数や閲覧数、ルート検索の利用状況などが確認できます。これらのデータをもとに、運用の改善につなげることができます。
・ユーザーがどの検索キーワードで訪れているかを確認する
・閲覧数の多い投稿を参考に、関心の高い情報を継続的に発信する
・ルート検索や電話発信の回数をチェックし、集客施策の効果を分析する
データを定期的に分析することで、ユーザーのニーズを的確に把握し、より効果的な情報発信や集客施策を行うことができます。

まとめ

Googleビジネスプロフィールに登録すると、検索結果やGoogleマップにお店の情報を表示できるだけでなく、口コミや写真、投稿を通じてユーザーにアピールすることができます。問い合わせや予約の受付も可能なので、来店のきっかけを作りやすくなります。
さらに、Q&A機能を使ってよくある質問に対応したり、写真や動画でお店の雰囲気を伝えたりすることもできます。どの投稿や情報がよく見られているかをデータで確認できるので、運用のヒントにもなります。
無料で使えるので、まずは登録して情報を整えてみるところから始めてみてください。

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