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2023.07.20
Web担当者必見 はじめてのWordPress

WordPressの記事を非公開やパスワード設定にする方法

Webサイトを運営していると、記事を全てのユーザーに公開するだけではなく、特定のユーザーに対してのみ公開する必要がある場合があります。
WordPressでは、記事を非公開に設定することで、限られたユーザーにのみ記事を公開することができます。これにより、内部情報を安全に共有したり、会員限定のコンテンツを提供したりすることができます。
本記事では、WordPressの記事を非公開に設定する方法や、パスワードで保護する方法について解説します。

WordPressの非公開記事とは?

WordPressの非公開記事とは、一般の訪問者や検索エンジンからアクセスできないように設定された記事のことです。
WordPressでは、公開範囲として、公開・非公開・パスワード保護の3つのオプションが用意されています。これらのオプションの特長と使用場面を理解することで、特定のユーザーに安全にコンテンツを公開することができます。

公開

アクセスの制約はなく、全てのユーザーがWebサイト上で自由に記事を閲覧できます。さらに、検索エンジンにもインデックスされるため、検索結果からのアクセスも期待できます。

非公開

特定の権限を持ったユーザーに対して記事を公開する際に使用します。
非公開記事を閲覧するには、特定の権限をもったユーザーがWordPressにログインする必要があります。セキュリティの観点から、社内での情報共有や内部手順など、社員や関係者のみに記事を公開する場合に適しています。
WordPressにログインした状態でWebサイトを表示すると「非公開:タイトル」と表示されます。ログインしていない状態ではWebサイト上での閲覧はできません。
ただし、記事自体は存在しているため、直接記事にアクセスすると非公開である旨のメッセージが表示されます。

非公開と下書きの違い

下書きは、記事が未完成の状態や、編集作業の途中で保存する際に使用します。非公開記事と同様に、一般の訪問者には表示されません。
下書きは実際にページが存在しないため、WordPressにログインしていない状態で直接記事にアクセスするとエラーが発生します。また、ログインしていても、サイト上から閲覧することはできません。管理画面の記事一覧からのみ閲覧でき、「タイトル-下書き」と表示されます。

パスワード保護

パスワードを知っているユーザーに対してのみ記事を公開する際に使用します。
WordPressにログインする必要がないため、会員限定コンテンツや先行情報の公開など、より広範な対象に向けた非公開記事として適しています。
パスワード保護された記事は検索エンジンにインデックスされませんが、記事一覧からは、「保護中:タイトル」と表示され、パスワードが必要であることがユーザーに伝わります。

WordPressの記事を非公開にする方法

WordPressでは特定のユーザーに対してのみ記事を公開する方法として、非公開とパスワード保護があります。それぞれの使い方や設定方法など、さらに詳しく解説します。

非公開

WordPressでは管理者・編集者・投稿者・寄稿者・購読者など、さまざまな役割があります。記事を非公開に設定することで、管理者と編集者がWordPressにログインした時のみ記事を閲覧できるようになります。
例えば、特定のスタッフだけが閲覧できるページを設置したい場合、ページを非公開に設定し、該当スタッフに適切な権限を与えることで、該当スタッフがWordPressにログインした場合のみページにアクセスできるようになります。

管理者と編集者の権限

管理者はWebサイトの運営に必要なあらゆる操作を行うことができます。記事の管理からユーザーアカウントの管理、サイトの削除まで全ての権限を持ちます。
一方、編集者は自身が作成した記事の管理とコメントやメディアファイルの管理のみ行うことができます。編集可能な範囲に制限があるため、閲覧のみ許可したい場合には編集者権限を割り当てることで、不要なトラブルを避けることができます。

記事投稿時に非公開に設定

WordPressの記事投稿画面から記事を非公開にする手順を示す

画面右上の「公開」ボタンをクリックします。

WordPressの記事投稿画面から記事を非公開にする適㎜を示す

「公開状態」の項目から、「非公開」を選択します。

WordPressの記事投稿画面から記事を非公開にする手順を示す

確認アラートが出るので「OK」をクリックすると記事が非公開になります。

既に公開済みの記事を非公開にする

WordPressで既に公開済みの記事を非公開にする手順を示す

非公開にしたい記事のタイトルにカーソルを合わせて「クイック編集」をクリックします。

WordPressで既に公開済みの記事を非公開にする手順を示す

非公開にチェックを入れ、更新ボタンを押すと記事が非公開状態になります。

パスワードを設定

パスワードを設定することで、WordPressにログインしなくても、パスワードを知っているユーザーであれば誰でも閲覧できるようになります。
例えば、一部のユーザーに対しQRコードなどでURLを告知してリンク元無しで公開したい場合、固定ページで単独のページを作成し、そのページにパスワードをかけると、Webサイト上に表示されることなくパスワード付きのページを公開することができます。

記事投稿時にパスワードを設定

WordPressの記事投稿画面から記事にパスワードを設定する手順を示す

画面右上の「公開」ボタンをクリックします。

WordPressの記事投稿画面から記事にパスワードを設定する手順を示す

「公開状態」の項目から、「パスワード保護」を選択し、入力欄に任意のパスワードを入力します。

WordPressの記事投稿画面から記事にパスワードを設定する手順を示す

「公開」をクリックするとパスワードで保護された記事が投稿されます。

公開済みの記事にパスワードを設定

WordPressで既に公開済みの記事にパスワードを設定する手順を示す

パスワードを設定したい記事のタイトルにカーソルを合わせて「クイック編集」をクリックします。

WordPressで既に公開済みの記事にパスワードを設定する手順を示す

パスワードに任意のパスワードを入力し、更新ボタンをクリックするとパスワードで保護された状態になります。

WordPressの記事を公開する方法

会員に向けてパスワード付きで先行公開していた記事を、期間終了後にパスワードを外して一般公開にする際や、公開範囲の設定を間違えた場合でも、簡単に公開状態に戻すことができます。

WordPressでパスワード付きで公開済みの記事のパスワード外す手順を示す

公開にしたい記事のタイトルにカーソルを合わせて「クイック編集」をクリックします。

WordPressでパスワード付きで公開済みの記事のパスワード外す手順を示す

入力されたパスワードを削除、または非公開のチェックを外し、更新ボタンをクリックすると記事が公開状態になります。

投稿時に公開にしたい場合は「WordPressで記事を投稿する方法」参照。

まとめ

WordPressでは、記事を公開する際に非公開設定やパスワード保護設定を使用することで、特定のユーザーに対して公開範囲を制限することができます。
非公開設定した記事は、管理者や編集者のみが閲覧できます。一般の訪問者や検索エンジンからアクセスできないため、内部情報の提供に適しています。
パスワード保護された記事は、パスワードを知っている特定のユーザーのみアクセスすることができるため、会員限定コンテンツに適しています。
公開範囲を適切に設定することで、情報やコンテンツを安全に共有することができます。

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