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2024.11.21
Web担当者必見 はじめてのWordPress

WordPress 6.7 「Rollins」リリース

WordPress 6.7 「ロリンズ」が2024年11月13日にリリースされました。
最新バージョンでは、新しいテーマが追加され、より柔軟で洗練されたサイトを作ることができるようになりました。

新テーマ「Twenty Twenty-Five」

「Twenty Twenty-Five」は、必要な機能だけを備えたシンプルなテーマになっており、豊富なスタイルオプションやブロックパターン、カラーパレットが準備されているため、自分好みにカスタマイズされたサイトを簡単に作成できます。

ズームアウト機能

サイトの全体図を確認しながらパターンの追加や編集を行えるズームアウトモードが追加されました。

動的コンテンツの管理が簡単に

ブロックとカスタムフィールドがエディター内で直接連携できるようになりました。これにより、特定のデータを複数のブロックに柔軟に反映でき、コンテンツの更新や編集が効率的に行えるようになります。

フォントの管理を強化

フォントサイズのプリセットを作成、編集、適用できるようになりました。テーマのデフォルト上書きや、画面サイズに応じて自動的にフォントサイズを調整することができます。

HEIC画像サポート

iOSやmacOSで撮影された写真に多く使われているHEIC形式の画像がメディアで管理できるようになりました。
※現在、HEIC形式に対応しているサーバーは少ないため、サーバー環境によってはエラーが発生したり、画像が正しく表示されなかったりする可能性があります。

プレビュー機能の拡張

プレビューオプションの強化により、プラグインやテーマで表示モードを好みに合わせてカスタマイズすることができるようになりました。

また、固定ページのプレビュー一覧も表示形式の変更に対応しました。

ブロックエディターアップデート

ナビゲーター機能が改良され、サイドバーやメニューのボタンがより使いやすく整理されました。これにより、管理画面での操作やページの移動がスムーズになりました。

不要なボタンの無効化

必要に応じて一部のボタンを「無効」にできるようになり、操作ミスを防ぐことができるようになりました。

クエリループブロックの改善

よく使われる設定が一か所に集約されたことで、カスタマイズがしやすくなりました。

デザインツールの拡張

より多くのブロックで細かくデザインできるようになりました。

詩・引用・コンテンツブロックに背景画像を設定

ボタン・リスト・最新のコメントの色を変更

グループに影を設定

インタラクティビティAPIの改善

バグ修正と新しい機能が追加され、Webサイトの操作性が向上しました。ナビゲーションが改良され、サーバとのデータのやり取りがスムーズに行えるようになったことで、ページ間の移動や操作もスムーズに行えるようになります。また、スクリプトモジュールの改善により、スクリプトの読み込み効率が上がり、Webサイト全体の動作が安定しました。

HTML APIの改善

HTML APIが強化され、より多くのHTML構造に対応しました。また、HTML全体を一度に読み込んで処理できるようになったことで、複雑なHTML構造も効率的に処理できるようになりました。
また、今回のアップデートでHTMLの標準的なルールに従い、より正確にスタイルやクラス名が適用されるようになりました。

パフォーマンスの改善

データビューコンポーネントのプレビュー表示やパターン読み込みの高速化、不要なライブラリ削減による軽量化など、全体的なパフォーマンスが向上しました。さらに、PHP 8+への対応強化や非推奨コードの削除、HTML APIのタグ処理効率化、遅延読み込み画像の自動サイズも追加され、サイト全体のパフォーマンスが向上しています。

アクセシビリティの強化

65以上のアクセシビリティに関する修正が行われ、エディターのユーザーインターフェース改善やキーボード操作性の向上、WordPressログイン画面の見出しなどが改善されました。

国際化(i18n)の改善

さまざまな国際化対応の強化が行われ、翻訳や地域設定など、多言語環境に適した機能がさらに充実しました。

推奨環境

WordPress 6.7ではPHP 7.4以上のバージョンが必要となります。データベースは、MySQL 8.0またはMariaDB 10.5以上が推奨されます。
パフォーマンスとセキュリティの向上のためにもPHPやデータベースのバージョンが古い場合はアップデートを推奨します。

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