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2024.07.18
Web担当者必見 はじめてのWordPress

WordPress 6.6「Dorsey」リリース

WordPress 6.6「ドーシー」が2024年7月17日にリリースされました。
最新バージョンでは、サイトのデザインや管理がさらに簡単になり、強力なツールが追加されました。また、内部のパフォーマンスも向上し、よりスムーズに動作します。

新機能

デザイン変更がもっと簡単に

テーマのデザインを変更する際の手間が減りました。テーマ制作者が基本デザインを上書きしやすくなり、シンプルなルールでデザイン変更ができるようになりました。この改善により、初心者でもサイトのデザインを簡単に調整できるようになります。

サイト全体の背景画像

サイトエディターまたはテーマ.jsonからサイト全体の背景画像を定義できるようになりました。背景位置、背景サイズ、背景リピートなどのスタイルプロパティもサポートされています。

セクションスタイルの導入

新たにセクションスタイルが導入されたことで、ブロックとその内部要素のスタイルをワンクリックで適用できるようになりました。一度設定したスタイルを何度も繰り返し設定する手間を省くことができます。

インタラクティブAPIの強化

Webサイトに動きをつけるための機能が強化されました。サイトをクリックした時などユーザーの操作性が向上し、反応速度があがりました。

ブロックエディターの強化

ブロックエディターが強化され、ブロックのカスタマイズや拡張がより簡単になりました。複数のブロックタイプに同時にスタイルを適用できる機能が追加され、背景や影効果、サイズ調整、ボックスシャドウなど新しいオプションが利用できます。

サイドバイサイドレイアウト追加

新しくサイドバイサイドレイアウトという機能が追加され、ページの作成・編集作業がより簡単になりました。編集中のページと他のページのプレビューを同時に表示することができるため、ページ1を編集しながら、他のページがどのように見えるかを隣のウィンドウで確認できます。

グリッドレイアウトの改善

グリッドレイアウトが大幅に改善され、自動モードと手動モードを選べるようになりました。視覚的にセルを調整するためのハンドルが追加され、グリッドサイズに基づいてアイテムをリサイズするコンテナクエリも導入され、より柔軟なレイアウトが可能になりました。

プラグインの自動更新機能の強化

プラグインの自動更新中に問題が発生した場合に自動的に以前のバージョンに戻す機能が追加さたことで、プラグインの自動更新が失敗しても、サイトが正常に動作し続けることが保証されます。常に最新の機能やセキュリティ修正を利用できるだけでなく、更新中のトラブルを心配する必要がなくなりました。

同期パターンの強化

これまではパターンが使われているすべての場所で同じデザインや内容が適用され、一部だけを変更することはできませんでした。しかし、今回のアップデートでは特定のコンテンツの見出し、段落、ボタン、画像ブロックに対して個別にデザインを変更することができるようになりました。

パフォーマンス

無駄なファイルの読み込みを減らし、大きな設定ファイルの自動読み込みを止めることでサイトの動作が軽くなります。また、不要なコードを削除したことでサイト全体のスピードが上がっています。その他にも、テンプレートの読み込み速度や、埋め込みの遅延読み込み速度の改善なども含め、ページの読み込み速度が約35%向上しています。

アクセシビリティ

Webサイトがより多くの人にとって使いやすくなるように、アクセシビリティの改善が行われました。今回のリリースでは58件のアクセシビリティに関する改善が行われており、特にキーボードやスクリーンリーダーを使用する人にとって使いやすくなっています。

推奨環境

PHP 7.0および7.1のサポートが終了したため、WordPress 6.6ではPHP 7.2以上のバージョンが必要となります。データベースは、MySQL 8.0以上、またはMariaDB 10.4以上が推奨されます。
パフォーマンスとセキュリティの向上のためにもPHPやデータベースのバージョンが古い場合はアップデートを推奨します。

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